百貨店業界において、靴を自社のバイヤーがメーカーから直接
買付け、販売することは実は今でも珍しい。数十年前から、その
スタイルで靴を取り扱ってきただけに、イタリア地場産業として
の靴に特に造诣が深いのが大丸松阪屋だ。その大丸松阪屋が、次
のライフスタイルシューズとして「ジェオックス」を提案する理由
を聞いた。
「今、カジュアル化傾向はますます強くなっていて、カジュアルシューズ
の売り上げも8%ほど伸びています。現在のお客様は、たとえばドライビング
シューズをビジネスのウエアに取り入れるような感覚をお持ちで、ビジネス
カジュアルから一歩進んだスタイルをお探しです。これに必要なファクター
というのは、シーズントレンドが明確に表現できていて、他の人とはもちろん
自分の持ち靴と違う個性を持っていること」「僕も個人的にそうなのですが、
日本人はイギリス靴が大好きです。ただ、これは歴史からして格式高いビジネス
シューズやフォーマルシューズのことであり、普遍的な魅力に惹きつけられている
わけです。