「女性用ハンドバッグの印象が強いかもしれませんが、洋服や小物、アクセサリーも提供しています。メンズも5シーズン目に入りました。トータルルックを提案できるブランドというのが、今のフルラの定義かと思います。メンズは先シーズンから雰囲気を変え、色彩や素材を多様化。私は10年間紳士ブランド『ゼニア』にいたこともあってメンズの知識は豊富です。自分としてもここはがんばりたい。ハンドバッグも洋服もすでに世界中にあふれています。今の時代は、それらを取り巻く価値が大事です。
私たちはイタリアらしいライフスタイルの提案を意識しています。例えば、フルラ主催のアート賞を通してイタリア在住の若手芸術家の才能を支えたり、一部の商品に若いデザイナーを起用したり。環境保全にも力を入れ、100%土に還せる植物なめしを使用したレザーのバッグをつくったり、パッケージもリサイクルしやすいものを使用したりしています。2006年5月にフルラ初のカフェを銀座店にオープンしたのもライフスタイルへのこだわりです。今後は30代の女性だけでなく、もっと若い女性や男性客など購買層を広げていきたいと思っています」。
PR