この記事によると、スペースシャトルを打ち上げるロ
ケットや魚雷等には、アルミ二ウムなどの金属粉末が燃料と
してすでに使われている。米テネシー州のオークリッジ国立
研究所(Oak Ridge National Laboratory)のデーブ・ビー
チ博士(Dave Beach)はそのことに注目し、同僚の数人
と研究した結果、鉄を直径50ナノメートル(5億分の1メー
トル)の粉末にすると、2500Cぐらいの温度で簡単に燃え
ることを確認した。そして800℃ぐらいに達して動力とし
て使えるようになるが、溶けたり、気化したりせす、単に酸
化鉄になることが分かった。
そして、この粉末の大きさを調節することによって、燃え
るときの温度を調節できることも分かった。さらにこの酸化
鉄の粉末は、高熱時に水素を通すと鉄にもどり、副産物とし
て水だけが出る。ということで、この金属燃料を使ったエン
ジンの開発に力を入れている。
PR