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ルイヴィトンは、日本の女の人からは継続的に根強い支持を保持していますが、昨今は、ジュエリーの提案や服作りに取り組み始めたことでも注目を集めています。
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治療のために転院せざるを得なくなりました。意識が戻らず、担当の医師からは「覚悟してください」と言われて・・・・。でも私たち家族は締めませんでした。東京で暮らす私や弟家族、父が毎日誰かしら病室に詰めて、意識のない母の手をさすったり、話しかけたり。どこそこのお守りがいいと聞けば、朝早くいただきに行ったりもしました。10日ぐらいすると、ちょっと指先が動くようになり、私たちが「眼をぎゅっとして」と言ったらまぶたを動かすなど、反応うぃてくれるように。あっ、聞こえているんだと、嬉しかったですね。そのうち少しずつしゃべれるようになり、ついには冗談を言えるところまで回復。奇跡が起きたと思いました。

そしてふたたびもとの病院に戻ったのですが、心臓の具合は悪化する一方で・・・・。緊急手術を行ったものの、すでに手遅れの状態。そのまま回復することなく亡くなりました。母は心臓を患っていたこともあり、いつそのときが来てもいいように、覚悟をしていたのかもしれません。亡くなる直前、実家の私の部屋の引き出しをあけたら、「葬儀」と書いた袋が喪服の上に置かれていました。その袋の中を見て初めて知ったのですが、母は近くの葬儀社にお金を積み立てていたのです。母が私のために喪服を用意してくれていることは知っていましたが、自分の死を見据えての準備までしていたとは・・・・・.葬儀場のパンフレットには、「このプランにしてください」と、丸がつけてありました。

お棺や祭壇にはランクがあるのですが、どれも一番安いものを選んでいました。なにもそこまで質素にすることはないのに。もうちょっと贅沢してよ、と思った。一方で、あぁ、母らしいな、とも。「家族だけで見送ってください。お花は真っ白ではなく、ピンクとかきれいな色も入れてね」と書いた紙も入っていました。もろもろの手続きに関する覚書も見つかりました。銀行やさまざまなカードの一覧があり、「もし私に何かあったときには解約してください」と、手続きのための窓口の電話番号まできっちり書かれていたのです。役所にどんな届を出さなくてはいけないか、市の行政サービスの冊子から切り抜いたものもはさまれていた。これらの情報は、何年かごとに更新していたようでした。いったい、どんな思いでこの作業を続けてきたのか。それを思うと、胸が詰まります。
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